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向日葵を君に…
第14章 向日葵を僕に。



先に葵が俺の所に来てくれる。


「おたんじょーびおめでとうございますっ」

「おーありがとう!向日葵可愛いな!」

「うん!ママと一緒に選んだぁ…パパぁ抱っこ」


葵はにこにこしながらそう言って俺の膝の上に座って抱き着いた。

絶対に嫁に行かせたくない!

葵を抱えて、静かに待っている光輝を呼んだ。


「光輝もおいで」

「うん!」


光輝は葵のいない方の膝の上に座る。


「お父さん、お誕生日おめでとう」

「光輝、ありがとう!開けて良い?」

「僕が開ける!」


光輝は箱のラッピングを6才児らしくビリビリに破いて箱を開けた

中身は普段休みの日に履くのに丁度良さそうなスニーカーだ。


「お、カッコイイスニーカーだ」

「お父さんあのね、お仕事お休みの日にこれ履いて一緒にたくさん遊びたい!」

「うん、たくさん遊ぼう…あーッ二人共大好きだー!」


俺は膝の上に座っている光輝と葵を抱き締めた。

なんて幸せな誕生日なんだろう。

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