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向日葵を君に…
第3章 モテ期

10分前の事。


昼休みに弘貴とアプリゲームで協力対戦中。


ピンポンパンポーン


「あれぇ?…もう言っていいのかなぁ?」


呼び出しのような放送が入る。


「あ、花ちゃんだ。教師が放送の仕方わからないってどんだけだよ!よく教師になれたよな」

「でも、頑張ってるじゃん」


俺達の担任、望月花子(モチヅキ ハナコ)先生は教師一年目で何故か担任を受け持つ事になってしまった新米教師だ。

歳も若くて親しみやすい?のでみんな「はなちゃん」と、呼んでいた。

話し方とかあんなんだし、失敗も多いからみんな馬鹿にしてるけど…教師一年目で担任を受け持つなんて大変だろうし、かなり努力していると思う。


「えっとぉ…あのぉ…うちのクラスの穂高君っ!手伝って欲しいことがあるのでぇ…生徒指導室まで来てくださいっ……ここ押せばいいのかなぁ?」


ピンポンパンポン


「穂高、ご指名じゃん」

「生徒指導室って俺、何かしたかな…」

「まぁ…呼び出しの理由と場所がちぐはぐだよな」

「とりあえず、ちょっと行ってくる」


俺は生徒指導室へ向かった。

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