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向日葵を君に…
第3章 モテ期
「失礼します」
「はわぁぁ!もう来ちゃったのぉ?」
望月先生は何だか慌てていた。
そういえば今日は朝からおかしかったような気がする。
「そんなに早くないと思いますけど…それで、何ですか?」
「えっと…えっとぉ」
周りを見ても何かを手伝うような物はないし、やはり生活指導だろうか。
すると、望月先生は俺の腕を掴んだ。
「私…穂高君の事が好きっ…いけないってわかってるんだけどぉ…」
望月先生の言葉により、俺は固まってしまった。
ま、まさか望月先生が俺の事好き!?
「穂高君はぁ…私の事…嫌いかなぁ?」
「は!?えーっと…き、嫌いじゃないですけど…」
「本当ぉ!?」
望月先生は俺の腕に抱き着いた。
「あの!でも…すいません…その…先生の事、そういう目で見たことないです…」
「ふうッ…そうだよね…ぅッ…穂高君から見たら私なんて…おばさんだし…うぅっ…」
「そんな!おばさんなんて思ったことないですよ!」
「穂高君優しい…ヒック…私、穂高君に女として見てもらえるようにがんばりますっ」
「え!?…先生!ちょっと!」
先生は生徒指導室を走って出ていった。