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向日葵を君に…
第3章 モテ期
「それではぁ〜、来週までに一緒に行動する班決めてねぇ」
望月先生は最後に俺に向かってウィンクをする。
あの告白以来なんだか大胆になってる気がする…。
それは置いといて…何の班を決めるかというと、今年は夏休み中に夏休みなのに全員参加のキャンプがあり、それの班決めだ。
「穂高、夢の高野様にお近づきになれるかもな?」
「何で?」
「俺が一肌脱いであげよう」
そう言って向かった先は天井の席。
天井と高野が二人で話していた。
そういえばこの二人仲が良いみたいでいつも一緒にいる!
「ちよ子、お前キャンプの班俺と一緒な?」
「え!?弘貴と!?」
弘貴が強引にそう言うと天井は一瞬喜んだ顔を見せた。
天井ってすぐに顔にでるよな…。
「あ…何で弘貴が勝手に決めるの!」
「ちよ子の保護者だから」
「むぅー…結花ちゃん、弘貴と一緒でも良い?」
天井は高野に確認を取った。
「…別にいいよ」
「本当!?弘貴、良いって!」
天井はかなり喜んでいた。
「あと、穂高もいるから!俺達四人で決定な」
「穂高君かぁ!穂高君がいれば班もちゃんとまとまりそうだね」
まさか…こんなチャンスが来るなんて。