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第3章 モテ期

弘貴の元に戻り、項垂れる。


｢どうした？花ちゃんに告白でもされたか？｣

｢えﾞ！？何でわかんの！？｣

｢まじかよ？｣

｢う…｣

｢遂に言ったんだな｣

｢遂にって？弘貴…知ってたの？｣

｢いや、だって花ちゃんわかりやす過ぎるだろ！穂高の手にちょっと触れただけで顔真っ赤にさせたり、キラｯキラした少女漫画みたいな目で穂高の事見つめてたし…気付いてなかったなんて罪な男だな｣


罪な男って弘貴に言われたくないよ…。


｢で？オッケーした？｣

｢するわけないじゃん｣

｢えー！もったいねぇ！花ちゃん胸デカイのに？それに、女教師なんてえろい世界が広がってそうじゃん！｣

｢胸のデカさもえろい世界も関係ないよ…俺、気になる子いるし｣

｢高野だろ？現実みろよー｣


いやいや！先生っていうほうが現実見れてないだろ！


実際、高野さんと全くまとも会話なんてした事ないけどさ…。