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向日葵を君に…
第4章 キャンプ
キャンプ当日。
バスの座席表がおかしい。
提出した通りなら、班ごとに俺と弘貴。天井と高野のペアで提出したはず。
しかし、何故か弘貴の隣は空席になっていて俺は望月先生の隣の席になっていた。
「へぇ!穂高、はなちゃんの隣なんだ」
「いやいや!そんなわけない…弘貴の隣空席ならそこ座るし」
弘貴の隣の席に行こうとした時だ。
「穂高君っ!ちゃんと座席表通りに座ってもらわないと先生困るのぉ!」
「いや、だって提出した座席表と違う…」
「ふうッ…穂高君、先生の隣嫌なんだぁ…」
先生が泣き出すと何故かブーイングが起こる。
「穂高がはなちゃんの事なかしてる!」
「はなちゃんだって一人の座席嫌だろ!隣に座ってやれよ!」
何でみんな先生に甘いんだ!?
仕方なく望月先生の隣に座ることになった。
「ヒック…穂高君、ありがとう〜…」
あわよくば、弘貴と天井に一緒に座ってもらって高野の隣の席に座ろうと思っていたけど…
これでは、無理そう。