この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
向日葵を君に…
第4章 キャンプ
「穂高君っ!穂高君っ!」
「はい」
「私ねぇ、手相見れるのぉ〜穂高君の手相見てあげるぅ」
望月先生はそう言って俺の手を掴んでグイッと胸に押し付ける。
「先生…胸に当たってる」
「へ?あっ…ごめぇん……でもぉ、穂高君にならいくら触られてもいいからねっ」
「駄目です」
「んもぉ!つれないなぁ!」
もぉ!ってこっちのセリフだよ!
「えっとぉ、穂高君はねぇ…あぁ!今年運命の人と出会うんだってぇ!キャァ!運命の人って私かなぁ?」
「いや…今年出会った人先生以外にもたくさんいますから」
「きっとこのキャンプでぇ…急展開するよぉ」
「ハイハイ…」
サービスエリアに着くまでに疲れがドッと溜まった。
「はぁ…」
「穂高、はなちゃんとラブラブだな?はなちゃんの声、こっちまで聞こえてきた」
「はぁー…そろそろ解放してくれないかな」
「よし。解放してやろう」
弘貴はそう言って場所を移動した。