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向日葵を君に…
第4章 キャンプ
校長先生と教頭先生と宿泊用の荷物だけバスでキャンプ場に向かい、その他の教師と俺達はハイキングコースの前で降ろされた。
まずはハイキングから始まる。
ここから班行動で好きなコースでキャンプ場を目指して良いらしい。
「どのコースで行こうか?」
俺は弘貴、天井、高野の三人に聞く。
「断然楽なコース!動く歩道とかないのか?」
「みんなが行きたいコースならどこでもいいよー」
「……なんでもいい」
すぐに決まる気配なし。
「わかった…ジャンケンで勝った人がコース決めて、その後誰も文句は言いっこなし!それと弘貴、動く歩道があるコースとかないから」
「穂高…結構物言えるようになったな…」
そして、ジャンケンの結果。
天井が勝った。
「えー…どうしよ…弘貴、どこが良いのかな?」
「は?聞くなよ!ちよ子が勝ったんだからちよ子が決めろ」
「途中の道で天井が見たい所とかあるコースにしたら?」
「そっか…あ!このコースが良い!向日葵がたくさん咲いてるんだって」
「じゃあ、そこで決定」
コースが決まり、早速出発。