この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
向日葵を君に…
第4章 キャンプ
「何で隠すの?こんな美味しい物作れるなんてすごいじゃん」
「…いいの…とにかくこの事誰にも言わないで!槇野にも言わないでよ?あいつ誰にでも言いふらしそうだから」
「うん…わかった」
向日葵畑での高野との遅めの昼食は楽しかった。
俺…高野と普通に話してる。
気になる存在だった高野の事を本気で好きになっていた。
高野は下心なく話せば話してくれるけど…俺が高野に気があるとわかったら話してくれなくなるかもしれない。
「穂高」
「ん?」
「あの二人、ちゃんと二人で向日葵見れたらいいね」
「そうだな…」
俺も高野と二人で向日葵を見れて良かったけど…。
「そうだ!高野、向日葵の花言葉って何ていうんだっけ?」
「え?知らないよ…調べてあげる」
高野はケータイを取り出して調べてくれた。
「…私はあなただけをみつめる」
「え!?」
「何驚いてんのよ…向日葵の花言葉」
「あ…そうか…へぇ!なんか天井と弘貴にピッタリだね」
俺も高野にそういう気持ちですけど…。
「本当…さっさとくっつけば良いのに」
「まぁまぁ…俺もこれからあの二人に協力するかなぁ」
「さてと…そろそろ行こう」
俺達はキャンプ場を目指した。