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向日葵を君に…
第4章 キャンプ
キャンプ場まであと少し。
「…イッ」
「高野?どうした?」
「……なんでもない」
高野はそう言うけど今、石につまづいて足捻ったの見えたんですけど…
案の定、高野は少しびっこを引いて歩いていた。
「高野、一回止まって」
「何で?なんでもないって言ってるでしょ?」
「なんでもなくないだろ!」
俺は高野の腕を掴んで高野を止めた。
「なんでもないって言ったらなんでもないの!」
高野はそう言い張るけど今回は負けない。
やけになって俺は高野を所謂お姫様抱っこで持ち上げた。
「ちょっ!馬鹿穂高!降ろしてッ!」
勿論、高野は暴れた。
「暴れると落ちるよ?」
すると高野は俺の首に抱き着いた。
「最初から大人しく言うこと聞けって」
「…馬鹿…最低…」
何言われてもいいや…俺は高野を近くにあった岩に座らせた。
「ごめん…足触るよ?」
「…」
先ほど捻ったであろう右足の靴と靴下を脱がせる。
高野の足…相変わらず綺麗…ってそんな事考えちゃ駄目だ!