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向日葵を君に…
第4章 キャンプ
望月先生とクラスメートのいる場所へ戻るとちょうど弘貴と天井が到着したようだ。
ん!?
この二人…手!繋いでる!?
これは突っ込んでいいのか?
「やっと着いたぁ」
「あー…日が暮れなくてよかった」
「わぁ〜!二人仲良しさん〜?ラブラブだねぇ」
「「え?」」
望月先生の言葉で二人は急いで手を離した。
「花ちゃん!コレ違うから!」
「照れなくていいよぉ〜」
「本当に違うのー…」
どう違って手を繋ぐことになるのかはわからないけど結局、付き合ってないって事か。
「うぅ…あ、穂高君!結花ちゃんは?」
「高野はさっき足捻挫しちゃって、向こうで休んでる」
「へ!?捻挫!?結花ちゃんっ!」
天井は走って高野のいる方へ向かった。
「高野、捻挫って大丈夫なのか?」
「…うん…先生も大したことないって」
「そうか…大したことなくても側にいてやれよー穂高君ー」
「そうしたかったけどさ…高野の機嫌マックスに悪くなるし…望月先生が女の子はこういう時はそっとしてあげてって言うから」
「あぁ…花ちゃんもその場にいたんだ」
弘貴は何か納得したように苦笑いをした。