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向日葵を君に…
第5章 高校2年生



高校になってからは本当に良い友達と出会えて毎日が楽しかった。


楽しい時期というのは時間の経過が早いもので、俺達は二年に進級していた。


俺と高野も弘貴と天井も関係に変化なし。


もう一度チャンスをやろうと言われたかの様に四人共同じクラスだった。


天井は進級出来た事を泣いて喜んでいた。

進級が危うかった所を弘貴に救われたとか。

天井と弘貴の関係に変化はないはずなんだけど……最近二人の距離が近く感じる。

一方、俺は高野と普通に話せるようになってから何も努力をしていなかったわけではない。


何度か告白しようと意気込んでたけど、全部妨害やタイミングが悪かったりで、結局告白出来ずにいた。


上手くいかなくても今年こそは…




「……は?あんた私の何処が好きなの?」

「何処が!?えーっと…美人だし!スタイル良いし!高野さんみたいな彼女がいたら友達にも自慢出来るし!」

「友達ってあそこで待機してる友達?」

「え…お前ら隠れてろっ!」

「…あんたみたいな外見しか見れないようなブ男お断り。一生私の前に姿見せないで」


結構イケメンなのに…ブ男って言われてる…。


こんな現場をよく目にするわけで…みんなよく告白する勇気あるよな。


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