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向日葵を君に…
第6章 告白しちゃいますか
遊園地当日。
朝からかなり緊張していた。
緊張というか行きの電車では手が震えていた。
よく考えたら告白なんて今までしたことがない。
…付き合ってる人達ってこれを乗り越えてるんだよな…まじで尊敬します。。
「穂高?顔色悪くないか?」
「平気…平気だけど最寄り駅着いたらトイレ行かせて…」
「お、おう…無理すんなよ?」
遊園地の最寄り駅でトイレに駆け込み、昔の太っていた時代の写真を見る。
俺はこの時とは違う…大丈夫…どんなに明るく、優しく振舞っても、クラスメイトに受け入れてもらえなかったあの頃の自分とは違うんだ…。
そう言い聞かせても、冷や汗が止まらない。
「…穂高?倒れてないかー?」
弘貴の声でハッとする。
急いでトイレを出る。