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回想ディスコ
第3章 「正弘の場合」

彼女の前に置かれたモスコミュールのグラスに自分のグラスをカチンと合わせる。
その余裕たっぷりな態度がまた気に障ったみたい。

シャネちゃんはカウンターに肘をのせ、オレに真っ向から
勝負を挑むような目でガンつけてきた。そして次には不敵な笑み・・

「へぇ、それはそれは・・だけどベッドまでもつれ込んでも
 その後満足したのかしらねぇ、その女たちは」

今度はオレがカッチーン!この女・・!

腰ひねってニヤニヤし続けて。
まるでベッドの上の行為の出来はどうだか、ってバカにした態度じゃないかよ!
よ~し!こうなったら絶対にコイツからお願いさせてやる!
ひざまずかせてやる!

オレの闘志に火がついた瞬間だった。
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