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変態キャンディー
第9章 スミレのロストバージン
「この赤色のキャンディーを食べたら
天才になるの?」
ハナちゃんが尋ねます。

「分からない・・・。
これまでも失敗続きだから・・・」
三宅さんはそう言って
苦笑いしました。

「こんなにたくさん・・・失敗品があるんじゃ。
科学とは失敗の上に成り立っとるんじゃ」
そう言って難波先生は
これまでに作ったキャンディーを
ハナちゃんに見せます。

「キャンディーってどんな味がするんですか?」
ハナちゃんは興味津々です。

「食べてみなさい」
難波先生は青色のキャンディーと
水色のキャンディーを
ハナちゃんに渡しました。

スパーーーン!

私は新聞紙を丸めたもので
難波先生の頭を叩きます。

青色はおしっこ姿を人に見せたくなる・・・
水色は全裸露出したくなるキャンディーです。
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