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夜の密会
第3章 第三夜



家に1人は嫌だった。



「帰りたくありません」


「え?」


気づいたらそんなことを口にしていた。

部長を困らせることはわかっていた。
これから帰宅してご飯を食べて、仕事をまたしなければいけないはずなのに。


「すいません、わたしやっぱり大丈夫です」


「待て!そんな姿で外を歩いたら変な奴に絡まれる。送るから、帰りたくないならうちに来るか?」


「あ…」


部長の家…


「でも、まだ仕事あるんじゃないですか?」


「今日はいいよ。君に付き合う」


「あの、っ…」


もう今日はおかしくなってる気がする。

自分がこんなことを口にするとは思わない。でももう、正気ではいられなかった。


「部長…、私を抱いてください…」


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