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第17章 親友

中学校に入学してから 暫くすると好葉には 新しい友人が出来ました。

同じ吹奏楽部の一年生でフルートをやっている､ かえでちゃんと云う子です。

彼女はクラスは違いましたが､ 同じ歳で同じ部活 そして偶々 通学路も同じで家もわりと近くに住んでいた事から､好葉は彼女と毎日一緒に登下校する様になりました。

そして彼女との交友が好葉の今後に大きな影響を与える事となるのでした。


かえでちゃんは この街で産まれ都会的で､自身や体格は好葉よりも 少しだけ大きく 何よりもＨな事に興味津々な オマセな女の子でした。


通学路での会話の内容は部活動とすけべな話しが殆んどだったそうです。


かえでちゃんには 高校生の彼氏がいて 既にぺッティングまで経験済みで､そんな事も好葉との距離を加速的に近付けたのだと思います。


ある時、かえでちゃんが好葉に

「好葉は彼氏とかいるの?｣ と､聞いて来たそうです。

その時、好葉は

「いると言えばいる様な〜 いない様な〜｣

と､上手く答えられずにいたら､かえでちゃんの激しくしつこい突っ込みに とうとう観念して私との関係を白状してしまったのです。


かえでちゃんは､私と好葉との関係を知る 唯一の人物になってしまいました。


しかし、その事がきっかけで、かえでちゃんも好葉には全てを包み隠さず なんでも話す様になり、今でも彼女と親友として交友を続けている きっかけとなったのでした。