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い・け・な・い・こ・と
第5章 帰省 3
この事は後に好葉から 直接聞かされたのですが、好葉は極度のファザコンで なおかつ自分に近しい大人の男性は全て優しく接してくれるものだと思っていたそうなのです・・・

好葉は最初の帰省の夕食の時に 唐突に母親に向けて質問をぶつけた。

「お母さん、このおじさんは私達のお父さんになる人なの?」


「いずれ そうなるかもね〜 今は母さんの彼氏だけど、一緒に暮らす事にしたから!!」

と、彼女が答えると

「じゃあ 家族になるって事だよね。 それなら甘えても 怒られないんだ〜」


その言葉を合図にしたかの様に 好葉は座椅子に座って食事をしていた私の膝の上にちょこんと乗って来たのでした。

そして自分の食器を引き寄せ


「好葉もこの座椅子に座ってみたかったんだよね〜」

好葉はニヤニヤしながら、母親が作ってくれた夕食を 美味しそうに食べている。


「これ!!好葉何してるの! 良さん(私)の食事の邪魔でしょ。」


「えぇぇ〜」


先程までのニヤニヤ笑顔が嘘の様に、好葉の顔色が一瞬に不機嫌に変わった。


「まぁ いいじゃないか、俺は構わないよ。」


私がそう言うと


「仕方ないわねぇ〜 今日だけだからね!! 好葉わかったの?」


すると又 嘘の様に、先程までのニヤニヤ笑顔が帰ってきた・・・・


母親の言葉には返事を返さず

「そうそう、良さんは好葉と一緒に食べたかったんだもんね〜」


「はい、良さん あ〜ん。」

満面の笑みで私の口元へ食事を運んだ。


この頃の私は子供逹に嫌われない様に、かなりデリケートになっていた事は、間違い無い事実である。

しかし この屈託の無い笑顔を見せる少女を可愛いらしく、又愛しく思いはじめたのも事実である。


この日以降、私の膝の上は好葉の指定席となり、彼女よりもベタベタと甘えん坊ぶりを発揮する事となるのである。



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