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煮詰めたシチュー
第10章 雑記 哀しい病
   
結局その日、その足で知り合いのクリニックへ行き¨開業医¨に相談しました。

事情と症状を説明すると、自覚症状があったのならもっと早く来なさいと諭され、血液や尿の検査をしたあと、睡眠時間やアルコール量などの注意を受けました。

私自身はもう大丈夫だと確信がありましたが、開業医は再発を懸念して抗うつ剤を処方してくれました。それからは一度もうつの発症はありません。

家に帰って『医者に診てもらった。俺はうつだった』と妻に告げると、妻は喜んでいました。私が自ら医師に相談したことで安心したようです。




   
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