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叶わないならせめて、手に入らないならいっそ
第6章 傘ふたつ
その日の朝は曇りで、昼過ぎから雨が降り始めた。
こういう日、しゅーちゃんはよく傘を忘れる。

どうしよう、声をかけてみようかな。
少しだけでいい、しゅーちゃんに会いたい。

嫌いって言ったのに、俺から話しかけるのはおかしいだろうか。
ケンカするのは初めてで、仲直りの仕方もわからないことに気づく。

でもこれをキッカケに、少しでも話し合えるようになれれば……。

放課後、学校の下駄箱は下校する生徒たちでごった返していた。
女子たちのきゃいきゃい騒ぐ声を聞きながら、俺は人混みの間をすり抜けていく。

しゅーちゃんが教室から出てった後なのは確認済みだ。
早くしないと帰ってしまう。
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