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藤の舞
第6章 治療4・電気療法
剃られて何も無くなったばかりの膨らみに棒が当たる。太ももと違い痺れは奥の方に響いてきた。

束の間…とはまさにこのこと…

棒が横に転がる。
痺れが奥に拡がる。つまりその中心にある一番感じ易いところに向かって痺れが走る。

どこを転がっていても、私のイヤらしい根源に向かい何度もくる。物足りない刺激が…

体がはっきりと告げる。
もっと欲しい。

期待が高まる中、期待の棒が離れていく。
下の方へ

脚の付け根をさらっと通過し、棒はお尻の方へと向かう。
これは治療だったんだ。

変な期待に高まる体を咎める。キモチイイコトヲ、シニキタノデハ、ナイノヨ…

お尻の穴の周りを棒が転がる。そこからお腹の方に痺れは走る。

咎められた体が言う。モットホシイ…と

棒が体から離れていく。
カーテンのないところで棒がコップのようなものに入れられる。

オワッテシマッタノ?

体が私に聞いてくる。


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