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人妻短編集
第2章 人妻 美子(42)
「あの女、ちょっとおかしいから、無視して、無視」

何の解決にもなっていないが、男性社員がそう言ってくれて、美子は安心し、自分のラインの長であるこの男に少しずつ心を開き始めた



だが、健一はずっと見ていた…

美子の黒ストッキングから透ける白い肌

タイトスカートに包まれた白桃

ニットセーターがありのままのシルエットを作る小ぶりなメロン…


健一の左手が美子の膝の上に伸びた

美子はプッと吹き出した

「そうそう、これ、この目…これが佐伯さん」

二人はほろ酔いになってきた

健一は、話を続けながら、時折、美子の身体に手を這わせる

美子は、会話を楽しみ、笑顔を見せながら、やんわりと健一の手を払う

「何だか楽しいわ…久し振りに楽しい…、でも、これは決して浮気じゃないのよ…、決して…、でも、楽しいの…」

健一は、いつの間にか美子の腰に左手を回している

「いい匂い…」

美子の髪の毛に顔を近づけながら、美子の右手を取った

そして、その右手を、自分が履いているジーンズの中心部へと導いた

「えっ、嘘でしょ?…」

美子は驚いた

驚いたのは、健一のした行為についてではない

ジーンズの上から軽く触れただけで分かる、その大きさ…その硬さ…

健一のものは既にマックスに達していた

旦那のものとは比べものにならない、その大きさ

「ちょっと…若いわね…」

美子は、笑いながら冷静を装った

健一は、優しく美子を抱きしめた

美子は声が出ない

そして、また、美子の右手を自分のジーンズの頂点へ導く

頂点に触れては反射的に手を離す美子

「やめて…」

何度か繰り返すうち、健一は力を込めて美子の右手を押さえつけた

美子は、若い男の力に抗えない

座ったまま腰を抱かれ、美子は健一のジーンズの頂点に右手を置かれている

若い男の血潮がドクドクと脈打っているのが分かる

「凄い…大きい…硬い…」

若い男の、今にも吹き出しそうなその血潮が、右手を通して美子の血の温度を上げ、子宮まで届き、蜜壺が疼き出す…

美子の髪の毛の匂いを堪能していた健一が顔を上げ、ゆっくりと美子の正面に近づき、唇を重ねようとした

「ダメ、ダメよ、佐伯さん…、私、もう、帰らなきゃ…」

美子は、両手で健一の胸を押さえ、拒否した

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