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夢…を…見させてくれますか…
第4章 恋
由真の自宅前に車が止まる。登坂が出てくるのを待つ
30分程待つと由真が自宅から出てくる
登坂が車を降りる
「由真ちゃん!!」
「……」
「こんにちわ、久しぶり…」
「何ですか?」
「今市がさ、君に会いたがってるんだけど、」
「今市さんが…どうして?」
「話ししたいらしいんだ…」
「でも、私は…」
「一緒に病院行ってくれないかな。俺…あまりこうしてると、ファンが寄って来ちゃうからさ…とりあえず乗って」
少しためらった後車に乗る由真
助手席に乗る由真
「あの、手術明日ですよね、あの寄ってもらいたいとこあるんですけど」
「いいけど。」
由真は、近くの神社に寄り御守りを買った
「由真ちゃん、いいこだね。」
「今市さん…早くよくなって…またいい曲歌って踊って欲しいから。」
「僕も歌ってるんですけど(笑)」
「あ…そう…ですね」
2人何気ない話しをして病院に着いた
「病室には一人で行ってね」
頷く由真
「由真ちゃん、今市さ…あー見えて意外とシャイなんだ。よろしく!!」
「はい」
由真は、会った時から今市のあの綺麗な澄んだ目が忘れられない
…コンコン
「はい」
扉を開ける
「由真ちゃん…」
「今市さん、こんにちわ。」
「由真ちゃん…登坂が…ごめんね」
「いいです、私もまた会いたいって思ってたし」
「来てくれてありがとー」
「あ、これ…」
由真はバックから御守りを取り出した
「御守り?」
「明日、手術、頑張ってください」
「…ありがと由真ちゃん」
「それから、それ似合ってます。」
ネックレスを指差す由真
「由真ちゃん…」
「今市さん…て、歌上手ですね」
「プロだから(笑)」
「ですよね、羨ましい。私、カラオケいっても、全然歌えなくて…」
「僕は、由真ちゃんと一緒にカラオケに行ける奴らが羨ましいけど(笑)」
「今市さん。」
「由真ちゃん…明日も来てくれるかな…」
「え?」
「手術終わったら…君にいて欲しいな。」
「はい」