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夢…を…見させてくれますか…
第6章 悲しい現実

「あの…一緒にって…」

「ファンの子って聞いて、いいえって応えたら、きっと俺…殴ってたかも(笑)」

「なおとさん…」

「どうする?行く?」

「いいえ、行きません」

「由真ちゃん、やっぱりいいこだね。ファンの子なら我先にと行くって言うはずなのに…」

「行きたい…隆二に会いたい…でも私が行って隆二の仕事の邪魔になりたくないし、それにこれからこんなのしょっちゅうかもしれないし。隆二と付き合うって、そういうことだってわかってるし…待ちます。」


「由真ちゃん、キミって光だね!!隆二には、もったいないよ(笑)俺と付き合っちゃう?」

「ごめんなさい。私…今、隆二のことしか頭にないから」

「由真ちゃん、わかってる。冗談だょ」

「早く行ってください。」

「その前に。」

…カシャ

いきなり写真を撮った

「今市に渡すからさ、この写メ。」

「なおとさんったら、」

「あいつの喜ぶ顔が目に浮かぶよ」

「なおとさん」

「じゃ、行くね!!」

由真は、なおとの手配した車に乗り自宅に戻る

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