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夢…を…見させてくれますか…
第7章 初体験
夜中目を覚ます由真
改めて今市とのことを思い出していた
シャワーをする…
爪の間に血がついていた
…あれ…ひょっとして…隆二の背中…
シャワー室の鏡を見ると赤い愛のしるしが付いていた
部屋に戻り携帯を取り出し今市にメールを打つ
:隆二…私…隆二の背中に傷つけちゃった…ごめんなさい…夢中で…気付かなくて…ほんとにごめんなさい…:
二分くらいたち返信がきた
:こら、こんな夜中まで起きてちゃダメだろ…俺は大丈夫だから…早く眠って由真…:
:そういう隆二だって起きてるくせに…:
:ハハ、そうだな…由真のこと考えてたらなかなか眠れなくて…さ:
:私も…だよ:
:由真…愛してる:
:隆二………好き…………好きだよ:
直ぐに携帯が鳴る
「由真!」
「隆二!!」
「出れるか…外…」
「え?」
「今から行く…」
「うん!!」
急いで髪を乾かし着替えをする
今市からの携帯が鳴り、外に出る
今市が車から降り手を広げる
由真はその胸に飛び込む
「隆二っ」
「由真!!」
「隆二っ…隆二」
由真を抱きしめキスをする今市
今までにない激しいキスだった