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夢…を…見させてくれますか…
第8章 悲しい嘘
男の手が由真の下着を下ろし、自分のパンツを下げると由真の片足を無造作に開きペニスを押し付けてきた
「君たち、何してるの?」
奥から声がした
「うるせー、邪魔すんなよ!!」
「邪魔してるの君たちの方なんだけど、そういうことは、家帰ってしてくれるかな」
電気をつけると、その男らは慌て出し由真から離れた
由真はうずくまり男から離れ壁伝いに端まで逃げた
「進藤さん!!あ…あの…すみませんでした」
男らの態度が変わった
「それだけ?いい気持ちで寝てたのにさ、どうしてくれるの?」
「あの…その…」
「消えて…」
「すみませんでした」
男らは走り去る
「ふぅ…」
進藤と言う男は、由真を見る
「君は…あの子たちの知り合い?」
首を振る由真
由真に近づく進藤
口のハンカチを取り出してくれた
「血ついてる…」
殴られて口を切ったらしい
震えが止まらない由真
進藤は自分のハンカチを出し口元を拭いてくれた
「服…破けてる」
胸元を押さえ縮こまる由真
下着も急いで上げる由真
「フフ」
進藤は少しはにかみ笑いをすると、由真に着てるジャケットをかけるとゆっくり抱き上げる
「よいしょっ!!」
「あ…あの…」
お姫様抱っこされると、そのまま部屋を出て、大学内を歩き駐車場に出る
赤いスポーツカーの助手席にゆっくり置かれる由真
進藤が乗り込むと車は、軽快に走り出した
由真は…まだ震えが止まらず下を向いたまま顔を上げられずにいた
「ピアノ…弾いてたの君?」
「……は…ぃ」
「聞きながら眠っちゃった…フフ」
車は、門をくぐり抜けゆっくり一軒の建物の前に止まる
助手席を開けられ、再びお姫様抱っこされ中に入る
「お帰りなさいませ、」
え!?え!?
「ん…」
「楓さま、そちらの方は…」
「アネキいる?」
「あ…はい、お部屋の方に」
…何…この人…
…執事とか…一体何者!!
「アネキ、入るよ」
「あら、楓!!お帰り、あれ…どうしたのその子は?」
「服…着替えさせてやって」
「あら…酷いわね…」
進藤の姉は由真をシャワー室に連れて行く