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夢…を…見させてくれますか…
第10章 遠くの愛より近くの優しさ?

「今市!!お前腰どうだ?」

直己とナオトが聞いてくる

「はい、今日も今から病院なんですよ。」

「夜からスタジオだからな!!」

「はい、終わったらすぐに帰ってきます」


車に乗り込み、病院へと向かう


検査が終わり、エレベーターに乗ると、由真の父親がいた

「あ…由真さんの…」

「おぉ…キミは…」

「今市です」

「そ、そうそう今市くん!」

「由真さん…元気ですか?」

「また貧血が酷くて…2ヶ月前から入院しているよ…薬を飲んでなかったらしくて……」

「入院!?」

「あぁ…父親として…何もしてあげられない…」

「そんなことないですよ…由真さんの父親は一人だけですから。」

「今市くん…ありがとう」

「あの、病室は…」

「二階だよ、喜ぶよキミが来てくれたら」




エレベーターを降り二階の由真の部屋の前で止まる

…コンコン

「はい」

「由真…!!」


「隆二!?どうして…」


「腰の検査に来たら…お父さんに会って…」

「腰…大丈夫?」


「俺のことより由真だ!!どうして何も言わなかった…入院してるなんて大事なこと…」

「ごめんなさい、心配かけたくなかったから」

「薬…飲んでなかったってお父さん言ってたけど…どうして!?」

「隆二には…わからないよ……薬の副作用がどんなものか…なんて…私…女の子だよ…好きな人と会う時は…可愛い服きてお化粧して…綺麗でいたいでしょ…」

「そうかもしれないけど…体治したらいくらでもできるだろ?」

「わかってないよ隆二……隆二に合わせるには…そうしなきゃいけないの……もっともっと隆二にふさわしい子になりたいの!!」

「俺に合わせるって何?」

「隆二と私は…全然違う世界にいるんだよ…隆二は…隆二は…」

涙が止まらない

「由真……由真!!」

由真を抱きしめる隆二

「隆二に…抱かれてる時…幸せって思った…と同時に…怖さもあった…だって……隆二だも……今市隆二なんだも…」

「由真……ごめん」

「私……わからなくなってきた…隆二が好き…なのに…なのに…」

隆二が由真から離れた

「…由真…俺と付き合ってると苦しい?」

首を縦に…振っていた

「わかった」


今市が出て行った
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