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夢…を…見させてくれますか…
第10章 遠くの愛より近くの優しさ?

「今市…何かおかしいな…」

メンバーが異変に気付いた

「病院から帰ってきてスタジオきてからずっとあんな感じなんですよ」


「由真ちゃんと何かあったか…」


山下が今市に近づく

「隆ちゃん!!何かあった?」

肩に手を回す


「別に…」

「ボーカルがそんなんじゃ、いいもの作れないよ!!」

「大丈夫だよ…」


「大丈夫じゃないだろ!!」

登坂が大声を出す

「隆二のせいで…何度やってんだよ!!こっちの身にもなれって!!」

「うるせんだよっ!!」

「はぁ!?」

「うるせぇ」

「なんだと!?」

今市と登坂が危ない…

間に山下が入る

「止めろ!!マネージャー!!今日は、もうやめましょう!!」

マネージャーがスタジオに入る


「中止にしよう」


今市が部屋から出て行く


「何なんだよ!!あいつ」
登坂がキレた


山下は今市を追いかけた

「隆ちゃん!!」


「…健ちゃん…ごめん」

「由真ちゃんと何かあった?」


「俺に合わせたいって……」

「ふぅん、わかるわかる…」

「何がわかんだよ…」

「隆ちゃんは、有名人だろ、由真ちゃんは普通の子…そう思うのは当然だろ…」

「どういうこと?」

「結果から言うと、由真ちゃんは…お前に本気だってこと、だから無理して背伸びしようとする…なのに隆ちゃんがそんなんじゃ…由真ちゃんが可哀想だよ…一生懸命由真ちゃんなりに頑張ってんじゃん…なのに…隆ちゃんのことだから、何も言わずに帰って来たんだろ?由真ちゃんにありがとうって言ったか?」


「いや…」

「だろ…由真ちゃんが今、隆ちゃんにして欲しいこと…わからない?」

「わかんない」


「心を見せろよ、由真ちゃんに。」

「心…」

「ん…ただ抱きしめるだけなら誰にでもできる…でも心をさらけ出すのは好きな相手、心許す相手だけだよ隆ちゃん」

「健ちゃん…」

「明日は一発で収録決めようぜ!!」


「さんきゅ…」


今市の気持ちが和らいだ
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