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夢…を…見させてくれますか…
第12章 同棲

「由真…やっぱり薬はこのまま続けないとダメだな…」

父親が病室にやってきた

「そっか…薬漬けになっちゃうんだね私…」

「由真……」

「いいよ…誰が悪い訳じゃないし…仕方ないよ。」

「由真…」

肩を抱く今市

「今市くん…由真のこと…よろしくお願いします。」

「はい」

「由真…今市くんから、聞いたよ。一緒に暮らすこと。でも…お前の身体のことも彼に話したからな…」

「お父さん!!どうして…そんなこと話すの?」

「由真…ごめんな…でも一緒にいる人に話しておかないと、」


「由真…俺と一緒に…ゆっくり治していこ。」

「やだ……薬の副作用が…耐えられないの…」

「俺がそばにいて由真を支えるから…」

「見られたく…ないよ」

「ダメだよ…見せて俺には、ね…」


「…一人にして…」

みんなが部屋から出て行く

「由真…俺ずっといるから…呼んでな。すぐ来るよ」

「………」

息を吸い込んで吐き出す

「はぁ………ううっ…っく…」

涙が止まらない


…一緒になんか暮らせないよ…


「暮らせない……ょ」

いつしか泣きつかれ眠ってしまった


朝目が覚めると今市がベッドに眠っていた

「…隆二…ずっと居てくれたんだ……」

今市の頬に手を当てると冷たかった

「…隆二…」

頬にキスをする由真

「口…がいい。」

今市が目を開ける

「起きてたの?」

「もちろん…でも眠ったふりしてた方が良かった。」

「もっ…隆二ったら」

…ぎゅっ

由真に抱きつく今市

「隆二…っ」

由真の胸元に今市の顔が…

「由真…っ」

「隆二…」

由真も今市の頭を抱きしめる

「俺…由真の全部受け止める覚悟がある。」

「隆二… 」

「一緒に暮らそ、由真」

「隆二…隆二っ!!」


そっと唇が重なった


「由真」

「隆二っ…ありがと…ありがと…」

「一緒に、俺のマンションに帰ろ」

「うん」


次の日、父親の許可と担当医の許可を取り退院しマンションに向かった
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