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夢…を…見させてくれますか…
第13章 幸せな時間
「由真!!今から洗濯機買いに行こう!!」
「今から!?」
「そ!!今から」
今市はクローゼットからジャージを出し由真に渡す
「これに着替えて!!」
由真は着替えた…が…大きすぎなのが丸見えだ
「ぷっ…可愛いな由真」
「恥ずかしい…」
「こんな遅くだし、大丈夫!!いこ」
二人で夜の街に出た
…幸せだった
ラーメンを食べ…洗濯機を注文し、夜の街を手を繋いで歩いた
「ひさしぶりだな…こんな時間」
「ひさしぶりなんだ?」
「うん、忙しい日続いたし…」
「女の人と…ひさしぶりってこと?」
「ばぁか!!違うよ、こんな風に夜出歩いてプライベートな時間なかったからさ。」
「そう。」
「なんだよ…元カノが気になる?」
「それは…少し…」
「一年くらい…前にいたよ。」
「一年…」
「うん」
車に乗り込み今市が由真の手を握りしめ話し出す
「彼女は、芸能関係の仕事してた。一生懸命で綺麗で仕事熱心で、よく仕事一緒になってさ、いつしか惹かれてた。付き合ってしばらくたった頃…別れたいって言われたんだ。」
「どうしたの?」
「好きな人できたって…」
「そんな…」
「仕方ないよな…だから別れた…しばらくは落ち込んだけど…さ」
「ごめんなさい…そんなこと話させるつもり…なかったのに…」
「いいよ…気にしなくても」
「でも……」
「由真…俺、今凄く幸せだよ。あの時より何倍も…何百倍も」
「ほんと?」
「あぁ、由真がいない時間なんて考えられない」
「隆…私もだよ、ちょっと離れただけでも寂しくなる…」
「由真…愛してる」
「隆…愛してるよ、いっぱいいっぱい愛してる」
「由真!!」
抱きしめる今市
「隆…私は離れたりしないよ…ずっとずっと隆のそばにいるよ」
「由真!!」
「帰ろ、隆…一緒に寝たい…隆感じたい……」
「由真…っ…急いで帰ろ!!」
マンションに戻り部屋に入ると由真を抱き上げベッドに一緒に倒れ込む
「由真!!」
「隆っ…」