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夢…を…見させてくれますか…
第15章 肉体的精神的経済的

由真の容態が日に日に悪くなっていく。

「姉ちゃん…」

「由真…」

父親と弟が見守るが、由真は限界にきていた

「先生…」

「熱が下がらないですね…一番最悪な状況です…」

「そんな…」

「このまま熱が下がらない場合は…残念ですが…」

「先生!!何とかお願いします」

「手は尽くします」

次の日も熱が下がらず…医師に呼ばれる

「由真さんは…危篤状態です……親族とか…呼んだ方が…会わせたい人がいたらすぐにでも…今夜が峠でしょう…」

言葉を詰まらせる医師と、言葉が出ない父親と弟

弟が席を立ち今市に電話をかける



しかし出たのはマネージャーだった

「危篤なんだ!!早く伝えてくれよ!」

電話を切りマネージャーが今市の元に向かう



レコーディングの真っ最中だった…
声をかける状況じゃない…
マネージャーは、休憩まで待った

一時間後休憩になり部屋から今市が戻る


「隆二!!ごめん…一時間前に病院から電話あって……彼女が危篤って…」

「は!?嘘だろ!!」

今市は勢いよく飛び出して行く


「どうした!?」

スタッフやメンバーがマネージャーに聞く

状況を聞いたメンバーが病院に向かう



病院に着き今市が走る


「真くん!!由真は!?」

「今夜が峠だってよ…」
「由真……由真っ!!」

ガラス越しに由真を見る
「由真…」


「由真…」


メンバーも遅れて病院に着いた


「隆二!!由真ちゃんは?」

みんながガラス越しの由真に目をやる

管でつながれ目を閉じる由真…


「先生…中に入ることできませんか?」

「大丈夫ですよ。皆さんお入りください」

無菌室に今市とメンバーが入る

「由真…」

「由真ちゃん!!頑張れっ!!」

「先生…歌っていいですか?」

「どうぞ…」

今市がゆっくり由真の耳元で歌い始めた
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