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夢…を…見させてくれますか…
第17章 ナオトの気持ち
「っはぁ…なおとっ…激しいっ…っ…」
「うっ…はぁ…はぁ…」
「ああぁぁ!!」
「ううっ!!」
「なおと…どうした?…なんかあった?」
「もう帰れ…」
「え!?」
「飽きた…」
「…はぁ!?最低!!」
「最低なのはどっち?」
「…え!?」
「お前、昨日誰と一緒にいた?」
「……」
「たいした女だよな、毎日とっかえひっかえ男と寝てるなんてな。」
「……」
「出てけよ。今日抱いたのが最後だ…じゃな」
「なおと…」
「消えろ」
女がホテルを出る
「はぁ…」
何気に携帯を取り出し由真の写真を見る
「由真ちゃん…か」
何かを思い出したようにパソコンに向かうナオト
由真の病気を調べる
朝方になっていた
「由真ちゃん!!」
病室に由真の姿がない
ナオトは病室で待つと看護士が来た
「由真ちゃんならリハビリですよ!!」
リハビリ室に向かうナオト
由真がいた
汗を流しながら一生懸命な由真を見るナオト
「由真ちゃん!!」
「あ…ナオトさん」
「頑張ってるな。」
「ちゃんと自分で歩けるようにならなきゃ…」
「うん…手伝うよ」
「ありがとうございます」
由真を支えながらリハビリを手伝うナオト
「ナオトさん、ありがとう…」
「そろそろ病室戻ろっか!!」
「はい…きゃっ!!」
いきなりナオトが抱っこした
「ナオトさん!!」
「病室まで連れてく。看護士さん、車椅子よろしく!!」
「ナオトさん!!恥ずかしい…」
「大丈夫。」
照れながらナオトにつかまる由真
「軽すぎ。」
「…」
「由真ちゃん…きっとよくなるよ。頑張れよ」
「ナオト…さん?」
病室に着くとベッドにそっと降ろす
「隆二は毎日はこれないだろ?」
「仕方ないです。仕事だから」
「ヴォーカルは、毎日だからな」
「はい」
「また来てもいいかな」
「はい」
「由真ちゃん…」
「え?」
「いや…なんでもない」
「…」
「じゃ。またね」
病室を出るナオト
首をかしげる由真
ナオトは…由真に気持ちが傾いていた