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夢…を…見させてくれますか…
第3章 驚き
「由真~っ」
「栄子」
「これ見て!」
一冊の雑誌を持ってきた
「いつかのライブの写真何枚かあるんだ!由真行けなかったじゃん!だから見せてあげようかなって思ってさ」
「ありがと!」
雑誌を見る由真
「え……え…えぇ!?」
「どした?由真」
「この人……」
「あぁ…ボーカルの今市隆二!かっこいいでしょ」
「…え…」
間違いなく今市さんだ
「由真は、今市さん派かぁ!私は登坂さん」
由真は、思い返していた
…俺のことしらない?
そう聞いてきたこと…
「ね、栄子…ライブの日さ‥時間通りに始まったの?」
「それがさ…開演一時間も延びてさ‥」
「そう……」
由真は…今市に会いに向かっていた
病室を探して、名前を見つけた
個室だった
…コンコン
「はい」
出てきたのは登坂だった
「あれ、今市さん…は?」
「今、検査行ってるみたい」
「そう…ですか」
「あ、そろそろ終わるから待ってれば」
中に入る由真
ソファーにすわる
「あの、私やっぱり…また来ます」
…ガチャ
鍵を閉める登坂
「あの…なぜ鍵かけるんですか…」
この人もメンバーの人……
「ちょっと話ししない?」
「別に話すことないので…」
「知ってる?俺たちのこと?」
「…はい」
「なぁんだ、知ってるんだ。」
「今日知りました」
「そうなんだ、有名人とわかってもっと近づきたいって思ったんだろ?」
「違います!!帰ります」
何この人!!頭くる
鍵を開けた…
でも手を掴まれ引きずられた
「俺ならいいよ、君可愛いし、付き合ってあげるよ。」
「離してください。人呼びますよ」
「怒った顔はもっと可愛いね。」
登坂は後ろから抱きしめた
「イヤッ!!離して!!」
…パシッ
登坂の頬を叩いていた
…ガラガラ
「何してんだよ!!登坂」
「私…私帰ります…っ」
走り去る由真
「登坂!!どういうことだ!!」
「ちょっとからかっただけだよ」
「帰れ、」
「はいはい!」
今市は頭を抱えた