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夢…を…見させてくれますか…
第18章 好き
…ピンポーン
…ピンポーン
ガチャ…鍵が開いている
中に入る直己
「ナオト!!いるか!!」
リビングで酒を飲むナオト…
「ナオト!!何してんだよ!!」
「お!直己か…一緒のも」
「ナオト…何かあったか」
「なんもないよー…ないよー」
「ナオト…」
「直己ー」
「よし、一緒に飲むか!」
「由真…俺が…お父さんにお金渡したことが嫌だったんだろ…ごめん…でも、俺ができることは、何でもしたかったんだ…」
「…」
「由真…聞いて…俺は、できることなら…病気も代われたらって思ったよ…だから何でもしたかった…たまたまお金のこと聞いて、まよいなく協力しようと思った。俺金使うとこないしさ、正直…買い物なんかできないし…だったら由真のために使うならって…でも、由真に相談しなきゃいけなかったかもな…ほんと、ごめんな…」
「りゅ…」
「でもな…俺の金は、いつか由真と共有する金になるんだぞ!!わかるか?」
「りゅ…」
「俺…今はまだ、こんなだし、これからもっともっと強い男になる…由真を支えられる男に。そしたら……さ…俺の奥さんになってくれない?」
「…りゅ…りゅ…」
「キス…してもいい?」
ゆっくり目を閉じる由真
…重なり合う唇…
そして…抱き合う二人
「由真…愛してる」
「りゅ……私も。」