この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
夢…を…見させてくれますか…
第19章 一緒の時間
「彼女と、登坂のマンションに二人になった、俺、登坂と飲んで、すげぇ酔って…眠っちまって、起きたら…あいつが隣にいて…」
全部話す今市
「………」
何も話さない由真
「由真…………ごめん」
「………」
「由真……」
「……」
「ごめんな」
「どうして…そんなに飲んだの…?」
「……ナオトさんが…由真に告ったって聞いて…つい…」
「…」
「俺…ちいせー男だよな…情けない」
「りゅ……きて」
手を差し伸べる由真
そして由真は、今市を抱きしめた
「由真…」
「ごめん…ね、私のせいで………」
「由真…俺が悪いんだ」
「違うよ…私が、ナオトさんにも…りゅにも…いけないことしたの…だから…バチがあたったんだよ…」
「由真…!!違うぞ!!由真は悪くない…俺が悪いんだ。」
「りゅ…私ね…こんなことも、あるんじゃないかなって、思ってたの…りゅ…と、付き合ってるんだもん、強気で居たけど…実際…ムリだった…エヘ」
「由真っ…」
由真を包み込むように抱いた
「りゅ…の…匂い…好き」
「由真っ…」
「ありがと、来てくれて」
「許してくれるのか…」
「りゅのこと信じてるも、愛してるもん、りゅだけ信じてる、りゅの言葉だけ信じる」
「由真!!」
「りゅ…明日迎えに来れる?」
「仕事休んでも来るに決まってんだろ。」
「りゅ…大好きっ」
次の日、今市が由真を迎えにきた
「由真…帰ろ」
「うん」
「りゅ…海…みたい」
「よし、いこ」