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第5章 奴隷

激しい性交があってから一週間後、麻由美からメールが届いた。
生理になってしまって体が辛いという内容だった。


麻由美が妊娠してしまったのではないかと心配していた徹は大いに安堵した。
あのとき麻由美の膣内に射精したことは麻由美が気絶していたのを良いことに内緒にしていた。


膣口から溢れ流れる自分と麻由美の体液を見て一瞬愕然とした徹だったが、麻由美を征服した満足感に酔いしれていたのも事実だった。


静かに息はしているが、人形のように動かない麻由美。
正に遊ばれて汚されて放置された玩具そのもの。


その麻由美の姿が愛おしくてたまらない感情が、膣内射精をした罪の意識を上回り、しばらくその痴態を茫然と眺めていた。


このまま麻由美が妊娠してしまってもいいと思った。
そうなれば麻由美はずっと自分の物になる・・・。
その為には自分の家族や家や仕事を失っても構わないと・・・。


後々冷静に考えれば気が付くのだが、徹の周りだけではなく、麻由美自身やその周辺にも迷惑がかかる話だ。
自分の勝手な感情に様々な人が嘆き悲しむ結果になるかも知れない。


しかしその時は徹には麻由美しか見えていなかった。
もう麻由美を離したくなかった。


ただその気持ちを麻由美に伝えるまでの勇気などは無く、今は自分の心にしまっておこうと思った。


汚された麻由美の性器周辺を拭い、膣内に残された精液を出来るだけかき出して綺麗にしてやると、知らぬ顔で麻由美を揺り起した。