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遊び
第3章 現実
忍「ん〜で?暇潰しって…ただこうやってだべるだけ?」

優「まぁ、そんなとこ」

忍「今日は暇だからまだいいけど…」

優「男一人でこんな所に居るのも…なんか嫌じゃん?」

忍「別にいいんやない?そんな他人の目線なんて」

優「まぁまぁ…そう言わずに」

忍「ん…、コーラ奢ってもらったから、あんまり言わんけど…」

そんなことを話しているうちに、ある女子生徒一人と女子大学生とおぼしき二人の計三人が、こちらに向かって歩いて来ていた。

忍は優の話に適当に相槌を打ちながら、その三人をチラチラ見ていた。

忍『ん?んんん?』

忍がチラ見していた三人が、優の背後まで近づいた。

優は忍の目線がおかしいことに気付き、咄嗟に首に手首を当てる。

スリーパーホールドから身を守る体勢になった優が、恐る恐る振り返ると、女子大学生とおぼしき一人が、デコピンをかまして、優に話しかける。

女子「っちっ!気付かれた!ってか、アンタの友達か?それ?…もうちょっとドッキリの雰囲気くらい分かろうよ」

初対面の女性にいきなりダメだしを食らった忍は、何が何やら分からずに混乱していた。

忍「え?え?」

デコピンされた優は、

優「ちょっと、姉ちゃん!デコピンせんでもよくない?」
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