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ラストチルドレン
第4章 零れていく砂のように・堕ちる暗闇


楓が落ち着いた頃、俺は楓を部屋に上がらせた。

今は、一瞬でも離れたくないのか。

ピタリと寄り添う楓の頭にキスを落とす。

Γ達巳……好きやよ……」

視線を合わせ、唇に引き寄せられるようにキスをして。

今は、何も考えられないように楓を優しくベッドに寝かせた。

おでこ、瞼、頬、唇とキスを繰り返し、首筋にキスを落とした頃には楓の息が上がっていて。

Γどうしよう……達巳が好きすぎて…もう…」

言葉を遮るように舌を絡めた深いキスをした。

俺もだよって、言葉にしないけど全身から伝わればいいのにと、何度も絡み合った。

制服を一枚、一枚大事に剥がしていく。

楓の白くて細い体が見える度に、赤い印を残す。

俺のだよ……楓は誰にも渡さない。

そう思いながら、また印をつける。

楓はその度に、淫らで甘い声を溢し、俺を煽る。

大丈夫、俺たちならきっと乗り越えられる。

学校に行かなくても、会いたいと思うならいつだって会える距離にいる。

Γ楓、俺はここにいるよ」

俺の為に、泣かないで。

泣くなら、違う方で啼いた方が

俺は嬉しいから。

ね、俺の手で。何も考えられないくらいに。

深い所に堕ちよう?

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