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ラストチルドレン
第7章 ラストチルドレン
少しずつ、あたしの時計は動いていく。

ゆっくりと、確かに前を向いて。

いつだって暖かい手に引かれながら

一歩、一歩。

踏み出している。


「またね、達巳」


去る時はそう言って、達巳のお墓を離れる。


これからも、あたしはこのお墓に語りかけるだろう。


どんなことも全部、隠さずに。

さよならは、言わないよ?

ずっとここから見守っててね。







これがあたしの最後のワガママ。




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