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第4章 零れていく砂のように・堕ちる暗闇

散々焦らしたそこは、とても熱くて締め付けがすごくて保っていられるかギリギリだった。

Γ達巳……熱いよ……気持ちいい…」

気持ちよすぎてヤバイのは俺の方で。

楓に欲棒を打ち付ける度に、頭がクラクラするくらいに痺れた。

こんなにも、愛しくて、大好きで。

繋がりながら、何度も好きだと叫んだ。

腰を振るスピードも段々と制御出来なくなって、独りよがりになっていないか不安だったけど、楓もちゃんと俺に応えてくれて。

俺にしがみつく手の力に、感じてくれていると思うと嬉しくて、安心感があって、涙が出そうなくらい気持ち良かった。

Γ楓…一緒に…イッて？」

Γあぁぁ！うん！イク！」

スピードを上げ、快楽のその先へと俺は走り出す。

楓も必死に着いてきてくれて、二人で息を切らして果てることが出来た。

お互いに残った感情は、ただ愛しい。それだけだと思えた。


欲を放った後、俺と楓は抱き締めあい、キスをする。

まだ余韻の残るその身体は、反応してしまって。

Γ達巳……足りないの？」

なんて、からかわれてしまって結局楓に口で抜いてもらって漸く落ち着いた。

Γ感じてる達巳の顔…可愛いよね」

Γうるせーよ…」

ケラケラと笑う楓が、可愛くて。

ほらまた、抱きたくなった。