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ラストチルドレン
第4章 零れていく砂のように・堕ちる暗闇


達巳には連絡して、近くのファミレスにでも行こうと誘ったが、達巳は俺の家に来てよ。なんて言うからあたしは久しぶりに入る達巳の家にドキドキしていた。

チャイムを鳴らすと、愛しい笑顔が出迎えてくれた。

Γ入って、今母さんも居ないから」

お邪魔します、と一応呟いて玄関からすぐに部屋に通された。

Γ何もねーけど、お茶飲む?」

Γんーん。いいから隣座ってよ」

焦れったくて、おねだりすると達巳は優しい笑顔を見せてあたしを抱き寄せた。

Γ会いたかった……楓」

Γあたしもだよ、達巳」

しばらくの間、抱き合いそれから小さく口付けをしてきた達巳に応えるようにあたしも口付けをした。

それは段々深くなり、いつの間にか達巳の手はあたしの首もとから手を滑らせて、乳房を揉んでいた。

Γやっ……ちょっと…達巳…」

Γ好きや、楓」

耳元で囁かれ、それだけで濡れていくのが分かる。

達巳の細い指が、乳首を掠める。が、その快楽も一瞬で、すぐに脇腹に逃げていく。

焦らされるのはあまり得意じゃない、あたしは達巳を見つめて訴える。

Γ欲しそうな顔すんなよ…寂しかった分、我慢して」

そう言うと、また際どい所を刺激しては逃げるを繰り返す愛しい指が、焦らされ過ぎて折りたくなるほど憎くも感じる。

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