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第4章 零れていく砂のように・堕ちる暗闇

「あ、あ、ああ、達巳。そこ、そこがいいの」

「やらしいよ、楓。もうぐちゃぐちゃやな…」

達巳があたしの声を聴いて興奮しているのが呼吸で分かった。

それが、愛されている証拠な気がして、さらに高みに昇ろうとあたしは喘ぐ。

達巳の細くて繊細な指があたしを躍らせて狂わせていく。

もう、距離さえもどかしくて。

あたしは達巳の首に手をかけて、引き寄せる。

達巳があたしの上に優しく倒れこみ、柔らかい笑顔と共にキスをくれる。

蕩けた頭で、達巳を見つめれば余裕のない顔をしていて、さっきまであたしに言葉で攻めていた癖に。

可愛い達巳の頭を撫でて、誘惑する。

「ねぇ、早く、来て？」

「くっ…」

ズボンをもどかしそうに脱ぎながら、達巳はあたしを見つめる。

トランクスに手をかけたとき、あたしは小さな悪戯心が芽生えて、達巳のモノをズルンと掴み、そのまま口に咥えこんだ。

「あ、楓！？」

驚く達巳を無視して、喉の奥まで咥えこみ、舌を動かすと達巳の声は女の子みたいに漏れ出した。

それに興奮して、あたしは前後に顔を動かしてしごいてあげた。

達巳は眉根を寄せて、必死に快楽に耐えているみたいで、あたしはあたしでイカせようと舌で指で、達巳を追い込む。