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ラストチルドレン
第7章 ラストチルドレン
でも、達巳を忘れられないあたしの為に翼君は思い出を作ってくれた。

抱きしめられない、話せもしない。

一方的に話しかけるだけだけど。

それでもその一年は達巳と翼君と過ごした大切な一年になった。

そこまでして、あたしの想いを分かって寄り添ってくれた翼君。

いつしか惹かれていった。

ごく自然にあたしの中に翼君は居てくれた。


「今も無理しないように徐々に付き合ってるよ。達巳の事忘れなくていいからって。無理させてるのかもしれないけど」


「そっかー、翼君の愛は半端ないね!そこまで愛される楓は幸せ者だよ」


どんな時もあたしの想いを優先してくれる。


無理しないように、達巳を思い出して泣いた日はお墓に行こうって連れ出そうとしてくれ
る。


「楓がこんなに泣いてるのに、アイツが知らないとか許せねぇからな。泣くならアイツの前で思い切り泣いてやれ。アイツは抱きしめてやれなくて悔しがればいい。その役目は俺が貰うから」


翼君はいつだって見えない達巳に敵意むき出しで。


いつまでも引きずっているあたしに文句も言わないで。


ずっと傍に居る。


「俺、馬鹿だから諦め方分かんないから。覚悟して?必ず楓を幸せにするから」

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