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GET BACK
第4章 4.帰ってきた義姉
レギュラー取れたら、収入も安定するってさあ。
知ってた?」
『え?!そんな…。私、てっきり、誘われたのが断れずに受けたのだと思っていたよ』
「いいタイミングでお誘いがきたのよ、有香さん!」
希望が堪えかねて電話に出た。
「それでお兄ちゃん、出演を受けたの。思った以上に反響も良かったから次々仕事が来ていたの。
予想以上で、うちの事務所もビックリなくらいに」
健史は、メディア出演のマネージメントを希望の所属事務所で、叔父が経営する、ラプラスに依頼している。
「有香さん、お兄ちゃんは文章を書くのはうまいけど、面と向かって愛を言うのはあまり得意ではないと思うので、
ちょっとしたことでも愛を感じてあげてください。お願いします」
『はい!
希望ちゃん、本当に申し訳ありませんでした。』
「しっかり愛し合って幸せになってください。お兄ちゃんの愛は死にませんから」
希望は涙があふれていた。
浩一は、希望の涙を指でぬぐい、頭を優しくなでて自分の胸に引き寄せた。
「有香、近いうちに健も一緒に食事しよう」
『そうね、是非』
「またな」
そうして電話を切った。
「お兄ちゃん、よかった本当に。本来の有香さんに戻ってくれて。
ダメだよ、離婚なんて。一生懸命生きてきたお兄ちゃんが不幸になっちゃいけないんだから」
「もう泣くなって。有香も改心したんだから」
「うん。信じていいよね」
「もちろんだよ。俺たちも信じあっていこうな」
そうして浩一と希望は、しっかり抱き合った。
知ってた?」
『え?!そんな…。私、てっきり、誘われたのが断れずに受けたのだと思っていたよ』
「いいタイミングでお誘いがきたのよ、有香さん!」
希望が堪えかねて電話に出た。
「それでお兄ちゃん、出演を受けたの。思った以上に反響も良かったから次々仕事が来ていたの。
予想以上で、うちの事務所もビックリなくらいに」
健史は、メディア出演のマネージメントを希望の所属事務所で、叔父が経営する、ラプラスに依頼している。
「有香さん、お兄ちゃんは文章を書くのはうまいけど、面と向かって愛を言うのはあまり得意ではないと思うので、
ちょっとしたことでも愛を感じてあげてください。お願いします」
『はい!
希望ちゃん、本当に申し訳ありませんでした。』
「しっかり愛し合って幸せになってください。お兄ちゃんの愛は死にませんから」
希望は涙があふれていた。
浩一は、希望の涙を指でぬぐい、頭を優しくなでて自分の胸に引き寄せた。
「有香、近いうちに健も一緒に食事しよう」
『そうね、是非』
「またな」
そうして電話を切った。
「お兄ちゃん、よかった本当に。本来の有香さんに戻ってくれて。
ダメだよ、離婚なんて。一生懸命生きてきたお兄ちゃんが不幸になっちゃいけないんだから」
「もう泣くなって。有香も改心したんだから」
「うん。信じていいよね」
「もちろんだよ。俺たちも信じあっていこうな」
そうして浩一と希望は、しっかり抱き合った。