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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第5章 スタープラチナム
 「俺は結構いろんな子と噂が立ってるけど、あれ全部ウソだからね。」
 「そうなの…。」
 「もう入学してからずっと、俺は桜井さんだけを見てた。」
 
 この流れは…

 でも、気を付けないと。からかわれているだけかもしれない。

 私が本気にしたところで、周りからたくさん人が出てきて「本気にしてた~」とかいって笑われるのかも。

 私がキョロキョロとあたりを見回すと、頭の良いリョウタのこと。
 すぐに分かったのだろう。

 「そういうんじゃないよ。本当。」

 「だって、そう言われても、なかなか信じられないよう。」

 その時の私は若干泣きべそだったかもしれない。

 「…でも…あたしだって、ずっと見てたよ。」

 そう言った時の、リョウタの驚きと喜びの入り混じった表情。
 それで、ようやく私は彼を信じることが出来た。

 「ホント!?そうっかぁ。じゃあ、一緒だったんだ…だいぶ、遠回りしちゃったな。」

 それからリョウタは、少し躊躇しながらも、私の背中に手を回して軽く抱きしめてきた。 
 

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