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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第10章 インストーラ
 家に帰ってもまだ当然だれも居なかったから、またおもちゃ箱を漁ろうと私はお父さんの部屋に勝手に入っていく。

 さっきからずっと考え続けている、最後に残った私自身の問題ってやつをどうやって解決したらいいかなんて分からなかった。

 「そういうときはエロよ!」

 それで全て解決するとは思わなかったけれど、私は声に出して言ってみた。
 だからわたしはお父さんの部屋を訪れたのだ。

 そしていつものように、クローゼットからおもちゃ箱を引っ張り出そうとかがむと、お尻が机にぶつかった。そのとき、視界の端で何かが光る。

 ふりむくと、机の上のお父さんのパソコンに、いつの間にかデスクトップが表示されていた。お父さんはシャットダウンもロックもせずに出かけてしまったのだ。

 朝の忙しい時間に私が求めたものだから、時間がなくて忘れてしまったんだろう。
 ちょっと申し訳ない気がしたけれど、私はその中のデータにがぜん興味が湧いてしまい、机の椅子に座りこんでマウスに手を伸ばした。

 カチカチとデスクトップのフォルダを次々と開いていくが、しかしそのほとんどは仕事関係のファイルみたいで、図面やら英文のかたまりを見ても全く何の事だかわからない。

 思ったよりつまらないなあ、と思って飽きかけたその時、仕事用のフォルダの中に不自然な名前のフォルダを見つけた。

 "TUMA"

 TUMA?TUNAの間違いかしら。マグロ?
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