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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第10章 インストーラ
[9月4日] 風景:娘の部屋
また後でゆっくり見させてもらおう、と、とりあえず"TUMA"フォルダをメモリーカードにコピーし、娘は自分の部屋に戻った。
20年前の闇と熱にあてられて、それ以上続きを見るのはしんどいと思えたからだ。
娘は母と父が駆け落ち同然で結婚したという話は聞かされていた。だから彼女は母方の祖父、祖母には会ったこともない。
しかし、それが母の暗い歴史の結果だったということは、このとき初めて知ったことである。
娘は机の上でポリポリとポッキーをパクつきながら、父のメモを反芻する。
そして、自分の心も上書き出来るのかなあ、とぼんやり考えた。
娘があの事件からこっち、父や柚子に対していろいろなプレイを強要したのは、そんなことで傷が上書きできると思ったからなのかもしれない。
「でも結局、私自身を上書きしてもらわなきゃいけないってことなんだろな…ふううぅ。」
そう声に出して言いながら、椅子の上で大きく伸びをする。
ここかなああ、と思いながら、娘は自らの尻を撫でた。
「柚子にしっぽを挿したときも、ちょっと気持ちよさそうにしていたっけ。お父さんだって、ココでイッちゃったんだよね…」
一度壊されかけたその器官で別の世界を見ることが出来れば、自分も上書きインストールされるかもしれない。
そんな思いで、いつしか娘は以前ペニバン買った通販サイトにアクセスし、カチカチとアナル関係のオモチャを物色し始めていた。