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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第25章 怒 IKARI
 華が調理を済ませて、盆を持って部屋に戻ってきたとき、彼女は全裸の上にエプロンを一枚まとった姿であった。いわゆる「裸エプロン」である。

 「華…なかなか、そそる格好…じゃないか。」
 「うふふ。そうでしょ。本当は料理してるところを後ろから見たかったんじゃない?」
 
 それはそうだ。こんなことにならなければ、料理中の華を後ろからいたずらして、やん、だめっ、なんて言わせるのを楽しんだことだろう。

 父はそう思いながら、華の「そそる」姿をを眺めた。

 「さ、おあがりよ。」

 寝室の小さなテーブルの上に並べられたレバニラ炒め。ご飯も汁物もなかったが、あまり食欲のなかった父にとってはそれで充分であった。

 柚子の分はどうするんだ?と聞きそうになったが、いま柚子の話を出して、また華の気持ちが暴れてしまっては大変だと思い直し、彼は

 「いただきます」

 とだけ言って、皿に箸を伸ばす。
 
 
 二人は汚れた体のまま父の寝室で食事を取り、その後、華はもう一度、父の精を求める。

 裸エプロンはそれなりに効果があったようで、父はどこかまだ恐怖に怯えながらも華の欲望にはきっちりと応えることができた。
 
 そして二人は抱き合ったまま眠りに落ちて朝を迎えたのであった。



 その晩から華の寝床は父の寝室となり、以後、二人が別れて寝ることはなくなったのである。
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