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§ 龍王の巫女姫 §
第2章 峭椋村の巫女姫

「旨いか!」

商品を誉められて男も嬉しそうだ。

「とても美味しゅうございました」

「ハハっ ならもうひとつ食べていくかい?」

「はい!──…。あー……」

即答した彼女は、落ち着きを取り戻す。


食べたい、とても食べたいけれど…


「ごめんなさい。わたし、もう行かないと…」


彼女の頭上に、村長の顔が浮かぶ。


名残惜しげにそう言った彼女を、男はこれ以上強く引き留めなかった。


「そおか…お姉ぇさんみたいに旨そうに食ってくれる客は大歓迎だ。また寄ってくれよ!」

「ええ、そう致します。ではこれで…」

「──?…ちょっ、待ちなよ姉ぇさん」

「……はい?」

「はい?じゃなくて…っ、──ほら、お代!」


……お代?


「店の商品食べたんだから、お代は払ってってくれよ…っ」


当たり前のことだ。そう言う大男は彼女に向かって分厚い手を突きだした。



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