この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
§ 龍王の巫女姫 §
第16章 淡く儚く 愛おしく

「ねぇ…答えてくれないの?」

「……」

「口も利きたくない?」

「…そうですね」

自身の腕の中にすっぽりと収まった水鈴の、頭部の銀髪に頬を当てた花仙が答えた。


「仮に、水鈴様に会いたければ…もっと早くに貴女を追って王宮にのり込んだでしょう」


静かな音量で告げられる。


言葉と裏腹に、彼の腕は愛おしげに水鈴を捕らえながら…。


「だから…──」

「もう、いいです…花仙‥っ」


トンッ


水鈴は身体を捻り、花仙の胸を手で押した。



「──…」


「花仙の気持ちはわかったから…もう、いいです」



そう言った水鈴は

彼と " 同じ様に " 冷静に振る舞おうと努めた。



/567ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ